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AR技術で食品サイズを操作し、肥満の解消を目指す「拡張満腹感」

Nov,02,2012

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AR技術で食品サイズを操作し、肥満の解消を目指す「拡張満腹感」

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東京大学 廣瀬・谷川研究室のグループは、食品の見た目のサイズを変えることで、満腹感を操作できるARシステムを開発しました。



このシステムは、カメラ付ヘッドマウントディスプレイを用いて、現実の食品の大きさを画像処理により拡張します。手の大きさはそのままで、手に持った食品の大きさだけをリアルタイムに変化させることが可能で、その際デフォーメーションアルゴリズムを用いることで、食品の大きさに合わせて、食品を握る手を適切に変形させることで、自然な映像を作り出しています。



"見た目を大きくした時にはすぐにお腹いっぱいになり、小さくして見せて食べた時にはたくさん食べてもなかなかお腹いっぱいにならないといったように満腹感に視覚で働きかけることができる技術です。"



"アメリカだと肥満がすごく問題になっていて、肥満の研究が多く行われています。例えばお皿や袋の大きさによって、食べる量が変化するといった研究があって、その一環として食べ物の大きさを変えると食べる量が実際に変わったということを我々が確かめたということです。"



"これまで被験者12名くらいで実際に食べる量が変わるのかをかなり厳密な実験条件で試してみたんですが、食べ物を拡大して1.5倍に見せると食べる量が10パーセントくらい減り、2/3くらいに見せると食べる量が15パーセントくらい増えるということが分かりました。"



"今はこのメガネ型のものだと、ブルーバックでクロマキーで抜いていますが、いろんな食卓でどんな食べ物でも使えるようにもっとかしこい画像処理の技術を使って、一般の家庭で使えるようにしようと思っています。将来的には、例えばカロリーが高いのであまり食べない方が良いという食品は、自動的にコンピュータが大きくしてくれ、もっと食べた方が良いものは自動的に小さくしてたくさん食べられるようにするとか、コンピュータが入って人間が意識しないで健康な食生活が送れるという技術ができたらいいと考えています。"

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